mastery for service

こんにちは。社会学部2年のT改め1031です。今日は小難しい話をしたいと思います。
“mastery for service” 関学の4代目院長であるベーツ氏が提唱した、関学のスクールモットーです。和訳すると、「奉仕のための練達」となります。
このスクールモットーは実に興味深いもので、「主人」という意味である”master”と、「召使い」という意味である”servant”の相反する二つの単語が含まれています。
また、ベーツ氏は次のようにも言っています。「人の偉大さはどれだけ奉仕を行ったかによって、決まるのです」と…。つまり、この、一見矛盾をはらんでいるスクールモットーは、学生に対して、社会に仕える(奉仕する)事を目的とし、そのために知識や技能、そして、自分自身の主人となる事を求めているのです。
今回、何故、僕が関学のスクールモットーを紹介したかというと、私立大学は、国家に有用な人材を育成する事を目的としている国公立大学と違い、各校独自の校訓(=スクールモットー)に基づいてそれぞれの教育を行っているからです。
就職率やキャンパスの雰囲気など、表面的な部分で決めてしまいがちな大学。しかし、学生の本分はあくまで学業です。学業を基盤として、就職やサークル活動は成り立ちます。したがって、もし貴方が、自分にとって本当に価値ある4年間を過ごしたいのなら、大学の教育理念をある程度知ってから、志望校を選択する事をオススメします。読者の皆さんが後悔しない志望校を選ばれることを心から祈っております。