社会学部の授業に電卓!?

皆さん、こんにちは。社会学部3回生の1031です。
早速ですが、下の写真をご覧ください。

ボタンが沢山あって、すごいでしょう? これは関数電卓と言って、僕が授業で使っ
ているものです。
説明書を読むと、普段見かける電卓のような簡単な計算だけではなく、三角関数や複
素数などのハイレベルな計算まで出来るようです。
僕は社会学部の中でも社会心理学という分野を専攻しているのですが、しばしば統計
計算などの高度な計算を行います。というのも、心理学という学問は文献を読むだけ
ではなく、実験や調査などで集めたデータを整理・分析する事で仮説を検証する学問
なのです。
データは全て数値化されて整理・分析されるのですが、この時、先ほどの関数電卓
や、SPSSというコンピューターの統計ソフトを用いて計算します。文系なのに、数字
にまみれて研究しているわけです。数字だけでなく、「Σ」を利用したややこしい公
式なども沢山出てきます。実に恐ろしい。

これだけでも十分すごそうなのに、実はまだまだあります。
自分が研究をする為にはまず、過去の論文をある程度読まなければなりません。
自分の研究テーマについて、これまでに何が明らかになっていて、何が明らかになっ
ていないかを調べるためです。
しかし、過去の論文がすべて日本語で書かれている(訳されている)とは限りませ
ん。場合によっては、英語で書かれている論文を読まなければなりません。日本語で
読んでも難しい研究論文を、英語で読んで理解しなければならないのです。

いかがでしょうか? この文章を読んで「大学の勉強、難しそうだな〜」と思った
方、いらっしゃるかもしれません。大丈夫です。大学でしっかりと目的と意欲をもっ
て勉強することで、なんとかなるもんです。
こういったスキルを身に着けると、自分で問いを立て、答えを検証する事が出来るよ
うになります。
過去の資料を参照し、問いや仮説を立て、答えを検証していくという一連の流れは、
社会人に対して求められる必要最低限のスキルと思っています。
皆さんも一緒に関学社会学部で学びませんか。